MLBのストライキ事件とは

MLB

MLBでは大小様々な事件が数多く起こっていますが、近年でもっとも大きなものといえば、1994年から1995年にかけて行われたストライキでしょう。このストライキはシーズン途中で行われたため、それまで首位を走っていた、毎年弱かったチームがポストシーズンに進出できなかった、シーズン最多本塁打記録の更新を狙えるペースで打っていた打者がいたけど、シーズンが途中で終了したため更新できなかったといった様々な悲劇を巻き起こしました。

なぜMLBの選手たちはストライキを起こしたのかというと、簡単にいうと年俸を抑えられてしまうルールが定められたからです。選手の年俸高騰に苦しんでいた各チームは、年俸総額に上限を設けてしまおうというルールを作ったのですが、それはおかしいと選手会側が反発したのです。

結局、ルールは撤廃されてストライキは解除されましたが、お金持ち同士のけんかという風にファンには受け取られ、メジャーリーグの人気の下降につながりました。また、野球中継を見られなくなってしまったアメリカのファンに向けて、日本のプロ野球中継が放送されたということもありました。

ただ、MLBのレギュラークラスの選手たちがこのままストライキが続くと困るということで、何人か日本のプロ野球に入団したため、日本のファンにとってはいい部分もありました。